ガウディの伝言



『 ガウディの伝言 』外尾悦郎 著
とても、おもしろかった。

世紀をこえて造りつづけられている、
有名なサグラダ・ファミリア教会。
その奇抜にも思えるデザインの秘密。

なんてすごいんだろう。
感動した〜。
しずかに胸が震える感じ、今も思い出すとする。

ガウディの感性と才能が、
とってもうつくしく感じられて。

それを理解して、ぴったりの彫刻を造りあげる外尾さんの感性と才能もすごいと思う。


著者の外尾さんは、28年間、サグラダ・ファミリアの彫刻家として働いている方。

ガウディを直接知る職人さんと一緒に仕事をしながら、その人となりを知り、

どのように考えられた設計なのかを、
残された模型や写真、
すでに造られた部分から手がかりを得ながら、ガウディの考え方や感性を、実感として理解していった。



天才的な狂気にも似たひらめきのように思えるデザインは、

実は、重力の働きを理解し生かすような、幾何学に基づいた明快な法則性をもっていた。


ガウディは、植物など自然の造形をよく観察していたそう。

建築は、自然の法則にさからうものではなく、その力を生かして、さらに使いやすくうつくしい創造物を、地上に付けくわえること。

そんなイメージをもっていたみたい。


たとえば、直角に天井をささえる直線の柱は、重力と戦っている。

けれども、直線の棒の一方の端を固定して、
グルリと半円を描くように、立体的に動かすと、重力でむしろ安定するようなデザインになる。

ここでは、天井と柱は別々のものではなくて、同じ連なり。
戦うものではなくなるの。
ひとつの流れのなかにある造形。


サグラダ・ファミリアは、その建物自体が楽器になる、という構想も秘められている、という。

細ながい塔のなかに響きわたる音色は、
石のドームで反響し、やわらかく重なりあいながら、お御堂に集まる人たちの耳に届く。






室内は、曲面に満たされたまるで石の森のような空間。
そこに、効果的に光を取りいれる工夫をほどこされたステンドグラスから、光の花が舞いおりる。

すごいね。



天国にひっぱられている教会、といわれるのにも、ガウディの研究の秘密が、、、
(^_-)


(写真は、
https://commons.m.wikimedia.org
からお借りしましたm(_ _)m)



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